keizanjukuのブログ

迷う時、困った時、易の言葉の中に最善の解決策があります。易学講師30年の経験に学んだ、生き方の知恵をお伝えするブログです。

易のことば 1

1易とは何か?

 易というと、街の易者さんを思い描く方が多いかもしれません。それは易占といい、50本の筮竹(長い竹の棒)で占った結果を算木(陰陽の記号が記された木片)で表し、易経に基づいて出た卦(六十四卦)の意味を伝える占い方です。

今から三千年以上昔、古代中国の周代(BC1100年頃~)に「めどき」という植物の茎を用いたのが始まりで、漢代(BC200年頃~)には民間にも流行したといいます。この易占をきちんと行うのは結構手間がかかりますので、街頭では簡略化した方法が用いられることが多いようです。

易の文字の語源には「変化」という意味があります。万物に玉(太陽)の光が当たり変化していく様子から、日から差す光が易となったという説です。確かに太陽の陽の字の右側に易とありますね。

 本来の易は、万物の変化を陰陽の記号であらわしたもので、幻の易ともいう最古の易(先天図易)は陰陽の組み合わせで万物を表す数式でした。

数学と最古の易は密接な関係があると、私の著書『易でよみとく才能と人生』の中でも述べていますが、それは現代数学の二項定理そのものだったのです。

 伏羲(ふくぎ・中国神話の聖王)が創ったという最古の易から千年以上後の周代に、周の文王と息子の周公旦により、地上の季節に則した『周易(後天図易)』が創られました。周易は卦の意味を言葉で表した易経の原型(卦辞は文王、爻辞は周公旦と伝わる)といえます。

周易は後に孔子(BC551年~BC479)やその弟子たちにより、十翌(十扁の易の解説書・繋辞伝/けいじでん)が書きくわえられました。繋辞伝には易の原理と宇宙観が記されており、易経哲学書へと高められて儒教の思想に反映されていきます。

紀元前に表された易経ですが、そこに書かれている比喩(例え)で表された言葉の数々は、いつの時代も、あらゆる立場の人々にも応用できるもので、当然今を生きる私たちの日常にもとても役立つ知恵の宝庫です。

易経の根本に流れる思想は命の大切さであり、その言葉を読み解けば命を守る知恵が満ち満ちています。

数千年の時を経て現代に伝えられる易経は、とてつもない年月を読み継がれたロングセラーの書であり、易経の言葉の数々は、私たちの日常に起こるさまざまな問題を解決し、迷う時には生き方の目安となり、また発展を妨げる間違いに気づかせてくれます。

易を知ると、現実や自分を正しく知り、より良い変化へと導くために、立場や時々に応じて成すべきこと、進む方向を知ることができます。

これは、易経に書かれている易の言葉が、いつどんな時、どのように役立つのかを読み解いていくブログです。

*卦の見方

易の陰陽の記号を爻といい、八卦は3爻です。八卦八卦の組み合わせは六十四卦となり、易の卦は6爻で表されます。啓山易は易の卦の陰陽の記号を陰=0、陽=1で表しています。

例えば次の乾為天という卦は6爻全てが陽なので、乾為天(111.111)と表します。

また地天泰という卦は上の八卦が地(000)、下の八卦が(111)の組み合わせなので、地天泰(000.111)と表します。

*3爻で示す八卦…八つの要素で万物万象を表している

天(111) 沢(011) 火(101) 雷(001) 風(110) 水(010) 山(100) 地(000)